トレーニング科学・発育発達老化

 尾崎研究室
 
 東海学園大学スポーツ健康科学部

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  コラム

vol.12 石川様のご講演からの気づき@


先週、本学で私が担当する授業(健康トレーナー演習W)にて、株式会社ルネサンスに所属されながら日本大学ラグビー部でS&Cコーチをされている石川愛隆(いしかわよしたか)様にご講演を頂きました。

本授業ではNSCA-CPTの取得を目指して、その筆記試験対策をしていますので、パーソナルトレーナーを目指す学生も多くいます。そこで、その動機付けと職業理解のために、パーソナルトレーナーやS&Cコーチの職務について、ご経験を踏まえながら、ご講演を頂きました。

そのご講演の様子は私の研究室のHPの活動記録に掲載させて頂いておりますが、ここではご講演から得られた気付きをシェアしたいと思います(ご本人の了承を得ています)。

第一に、お客様から信頼を得ることの重要性について強調をされていました。その信頼をえるために、以下のようなことを心がけているとのことでした。

・遅刻をしない
・時間通りに開始して時間通りに終わらせる
・しっかりと挨拶をする
・明朗会計
・知ったかぶりをしない(分からないことがあれば次回までにしっかりと準備する)
・爪をきれいにする
・髭をそる
・服や靴を綺麗にする
・前日は匂いの残るものを食べないなどの口内ケアをする

どれも基本的なことであると思いますが、これを日々心掛けて実践することは非常に大切なことであると改めて考えさせられました。私はまだまだ不十分だなと反省しているところです。授業後の学生からのコメントにもこの『信頼』というキーワードが最も多く記載されており、学生の心にも強く残ったようでした。

トレーナーとしての指導内容をメディカルリハビリテーションとアスレティックリハビリテーションに分けて考えた場合、ルネサンスでも現在の会員数の6割近くが50歳以上の方であることや介護リハビリや自治体での健康づくり支援などの事業に需要が多いことを例として、今後は前者の需要がより高まるとのお話しでした。現場での実感は学生にも強く伝わったようでした。

一方で、アスレティックリハビリテーションについては、入口が狭い世界であり、特にその入口では信頼を土台にした人とのつながりが必要になるとのことでした。ここを目指しいている学生もいますので、残りの学生生活で出来る限りのことをしてほしいと思います。

また、株式会社ルネサンスではどのような人材を採用したいかといった学生からの質問に対しては、『チャレンジする人』との回答を頂きました。

現在、新規店舗設立へ向けた人事異動は強制的なものではなく、公募制が採用されており、応募した社員に対する様々な課題やその評価を通じて、担当者が決まるとのことです。従って、エネルギッシュでチャレンジができる人材が今まで以上に必要だとおっしゃられていました。

これは、他の会社・業種にも当てはまることだと思います。この『チャレンジ』も授業後の学生からコメントに多く記載されていた言葉でした。

信頼とチャレンジ、これからも常に心がけていきたいと思います。

次回は、石川様が指導の際に大切にされていることについてシェアしたいと思います。

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