トレーニング科学・発育発達老化

 尾崎研究室
 
 東海学園大学スポーツ健康科学部

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  コラム

vol.1 現場を見る大切さ


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本日より、メールマガジン『Scientific Physical Training』の配信を開始します。

ちょうど先日は、フィジカルトレーニングを担当しているチームの練習試合を見てきましたので、フィジカルコーチとして、実際の選手のパフォーマンスを見ることの大切さについて、私見を述べたいと思います。

フィジカルトレーニングの効果を評価する方法としては、いわゆるフィジカルテストによる客観的な評価に加えて、監督やコーチ、そして私個人の主観的な評価が挙げられると思います。

フィジカルテストでの評価も重要ですが、テストはせいぜい年に数回程度しかできないでしょうから、そのタイミングでしか、選手のフィジカルレベルを確認できないとすると、より良いトレーニングプログラムを提供し続けることは困難でしょう。

さらに、テストのタイミングでの選手のコンディションやモチベーション、テスト自体の再現性など、様々な要因によって、結果が左右されることに加えて、テストは、その実施方法に特異的な評価しかできませんから、テストで選手のパフォーマンスすべてを評価することは不可能に近いでしょう。

ですから、実際に選手のパフォーマンスをみて、主観的に評価することも重要になるはずです。特に、フィジカルコーチのみでなく、選手のパフォーマンスに対する監督やコーチの見解をお聞きすることは非常に参考になります。

先日も、シーズン前ということもあり、監督さんと意見交換をしながら試合を見ることができ、非常に勉強になるとともに、フィジカルトレーニングのメニューのアイデアも多く生まれました。

改めて現場で定期的に選手のパフォーマンスを確認する大切さを実感した一日でした。

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